ハンドヒーリングとは

 ハンドヒーリングは、患部や重要な分泌腺、主な臓器の部位に一定時間じっと手を当てることで、局所の痛みや腫れを和らげたり、また同時に自律神経系と内分泌系のバランスをとって自然治癒力を高めようというヒーリングテクニックです。

 手を当てると、自動的に生命エネルギー(氣)の交流が起こりますので、ハンドヒーリングをワンちゃんにしてあげると、とても気持ちよさそうにしています。大好きな飼い主に触ってもらって、エネルギーをもらえるのですから当然と言えば当然ですよね。

 ハンドヒーリングのメリットは、誰でもいつでもどこででも容易にできる点と、患部のみならず全身のケアも同時にできるという点でしょうか。

 実際、末梢の循環不全に起因する病気が多いということから見ても、ハンドヒーリングはルーチンとして常に行う方が良いと思います。

 ところで、ハンドヒーリングは手を当てるだけですので、誰がしても一定の効果があるのですが、ある程度「氣」をコントロールできる方がより確実な効果を得られます。

 簡単に実用レベルの氣を出せる方法もご紹介しますので、試してみてください。

ハンドヒーリングの方法


手を当てるポイント

 ハンドヒーリングで手を当てる場所は、重要な分泌線、主要臓器、ツボ、チャクラ、そして患部をカバーするポイントです。

 そのポイントには、全身をトータルにカバーできるルーチン的な複数ポイントと、その時の体の状態に応じて付け加える、フォローアップ的なポイントがあります。

 手を当てるポイントについては、それぞれのヒーリング法でガイドラインが作られていますが、その中でもっともわかりやすいものは、「レイキ」のガイドラインです。
 レイキは日本発祥のヒーリングテクニックで、アチューメントと呼ばれる、エネルギーを伝授する個人指導を受けるだけで、だれでも簡単に生命エネルギー(光のエネルギー)をコントロールできる手を手に入れることができ、さらに、修養を積まなくても、いつでも自動的にエネルギーを使いこなすことができることから、最も一般的なテクニックのひとつとして世界中に広く普及しています。

 そこで、ここではレイキの手当てポイントに準じてご紹介することにします。人では、「基本12ポイント」として、12箇所の手当てポイントが定められていますが、

犬、猫では
1)後ろまたは横から、片手を頭上にもう片方を下顎にあて、頭部を上下に挟みますー視床下部、脳下垂体
2)両手を後ろにずらし、肩と前胸部ー大椎、陶道、胸腺
3)・・・・・

と、両手で上下から身体を挟むようにして、頭部から後ろに移動して行き、最後は臀部(下腹部と骨盤)で終わります。
次いで、後ろから左右の後ろ足の前側に手のひらを当て、包み込むようにして、ツボの位置を念頭に置いて、股関節から膝関節、足先まで移動していきます。最後に前足も同じようにして終了します。

さらに、特にケアが必要な部位があれば、直接、または相当するツボの位置に、手当てを施します。


手の当て方

手当てに使うのは、基本的に手のひらです。

指はそっと閉じます。パーに開いてはいけません。
指を閉じて、指間からエネルギーが漏れるのを防ぎます。

手はそっと置きます。押し当ててはいけません。
フェザータッチです。

手を当てている時間は、1か所1~2分です。


誰でも簡単に氣を出せるようになる

 生き物(多分無生物でも)に触れると同時に、エネルギー(ここでは躊躇なく氣としますが)の交流が起こります。
 ですから、ハンドヒーリングでもマッサージでも、施術者と被施術者の間には氣の交流が起こり、お互いに影響を及ぼし合いますので、施術者の心身が良好な状態でないと、ヒーリングにならないどころか、逆に相手の邪気にやられてしまい、体を壊してしまうこともあります。

 このことは、そのままあなたとワンちゃんとの関係にも当てはまることで、お互いの関係が深ければ深いほど波動の面では既に同調してしまっていますし、もしあなたに何らかの異常がある場合は、ワンちゃんも少なからぬ影響を被っているものです。

 あなた自身が心身ともに健康でいることが、そのままワンちゃんの幸福につながるのです。

 これからご紹介する方法は、初めての方でも比較的容易に氣を出せるようになる近道です。個人差はありますが…                                             ともかく続けていただくと、単に氣が出せるということだけにとどまらず、あなた自身の自然治癒力の向上や脳の活性化にも役立ちますので、是非実践していただければと思います。              もちろん本格的に長年気功の鍛錬を積んでいる人の氣と比較すれば、その質も量も次元が違いますが、ここでご紹介しているような、ワンちゃんのヒーリングに応用する分には十分なものですよ。

 ところで、氣は何も特別なものではなく、生命エネルギーそのものですので、誰でもすでに少しは出している、むしろ出ていなければ生きて行けないぐらいの、普遍的かつ重要なものです。
 普通は氣を感じるという習慣も機会もないので感じないというだけの話です。

 なお、氣が十分に出ている状態というのは、感覚的には、気持ちがよくてうつらうつらしているような感じです。脳波の面から科学的に見ますと、起きて活動しているときに出ているβ波が影を潜め、γ波やθ波が優位になっている状態です。


即効氣開発法

まず、北向きで、いすに腰掛けるか、
少し足を開いて、楽に立ちます。

次いで背骨を、軽く前後、左右、捻り方向にゆっくり波打つように揺すり、脊柱の歪みをできるだけ矯正するようにします。

気をつけの姿勢にならないよう、反り返らず、丸まらず、心持ち前屈みの楽な姿勢をとります。

要は、臍下の丹田と臍裏にある命門という、ふたつのチャクラ(重要な気の出入り口)が緊張しないような姿勢をとるのです。

そして、ダラッとするのではなく、肛門を一度きゅっと締めます。

どうですか? 体がシャンとして、お尻を緩めても、ちょうどいい感じの感覚が残っているでしょう?

これから先は、呼吸に意識を向けていきます。

呼吸法ー腹式呼吸

 普段当たり前のように無意識にしている呼吸ですが、意識的に深呼吸、いわゆる腹式呼吸をすると、すばらしい効果が得られます。

 呼気で体中の悪いものを吐き切り、吸気で宇宙エネルギーで体中を満たすというような意識をもってすれば、自然と理想的な腹式呼吸になっていますので、意識的に腹式呼吸をしようとしなくても良いです。
 ただ、吸気時は、胸を意識的に広げるのがコツです。

 呼吸法は、心を落ち着かせ、集中することが目的ですので、静かに、ゆったり、気持ち良く行なってください。

 大体の目安としては、
呼気8秒→1~2秒の間合い→吸気8秒→1~2秒の間合い→呼気 といったところです。

 因みに小生は、この周期で、呼気は口から、吸気は鼻でしていますが、 これとて決まりはありませんので、自分なりの、楽で心地よいパターンを見つけてください。

指のばし

胸の前で、パーの状態で、親指を下に、他の4指は上に向けて、互いの指先を合わせ、
呼吸に合わせて、呼気時に押し付け、吸気時に緩めるようにして、
5回ほど指のストレッチをします。

手握り

そのまま、互い違いに指を組み、ギュウッと握り締めます。
キリスト教信者がお祈りのときにしている、あの形です。

手の平擦り

手握りの指を組んだ状態で、曲げていた指を伸ばし、
左右の手を擦り合わせます。
この時、指の側面も十分に刺激されるように適当に締めてください。
スピードはだいたい一秒に2往復位でしょうか。
「おお寒ぶ」と言って思わず手を擦り合わせるときの、自分なりのリズムでしていただければ結構です。

このあと片手の甲に手のひらを重ねて擦り合わせるのも効果的です。

いかがですか?
手がぽかぽか、ジンジンしているでしょう?
頬に手を近づけると、多少離しててもフワッとした温かいものを感じるでしょう?

何を隠そう、これで立派に氣が出ているのです。

氣のボール

両手を臍~鳩尾の前にもっていき、ちょうど両手でボールを持つような感じで、手の平を15センチほど離して向い合わせます。
指の間は自然に開いた状態です。
両肘は体側にそっと着けます。
こうすると自然にこの体勢になるでしょう?
肩の力は抜いてください。

このような要領で、目を閉じて深呼吸を数回してみてください。

この時、息を吐いている間は、氣が手のひらや指先からどんどん溢れ出しているイメージで、吸っている間は、宇宙エネルギーがどんどん体内に入ってくるイメージでします。

吸気時は胸が広がりますから、両手の間隔は広がり、呼気時には逆に近づきますが、そんなことは気にせずに、自然に任せます。

はじめは感じにくいかもしれませんが、
間もなく、両手の間に何かボワッとしたものがある感覚が生じてくると思います。

そして、慣れてくると、あたかも実際ボールがあるような感覚、
また、左右の手を着けようとしても、ちょうど磁石の同極を近づけても反発してくっつかないのと同じような感覚が出てきます。

これを名付けて「氣のボール」とよびます。

慣れてきたら、呼吸相に関わらず、氣のボールが自由に膨張したり、収縮したりするような感覚で両手の間を少し離したり、近づけたり、ボールを回したりしてみます。

気功では氣の感覚(氣感)や氣を出す能力を高めるために、手で「気を練る」ということをしますが、この氣のボールは、この目的にちょうど良い練習法で、初心者でも比較的簡単に氣感を高めることができます。

これは意外と楽しくて、初めの内は時を忘れてしまうこともあると思いますが、慣れてくれば、1分も必要ないくらいです。

合掌

 胸の前で、手を体に平行にして合掌をして終了します。
 (普通合掌と言えばこの形になりますが、指先を前に向けている人もありますので念のため)

 われわれ日本人は、小さい頃より合掌する習慣が身についていますが、この両手を合わせるという所作には、意外な効用があるようです。

 合掌すると左右脳の電磁気的なバランスがとれ、脳下垂体の機能が向上します。それに伴い、ホルモンの分泌が盛んになり、自律神経の機能がとれるようになります。
これすなわち、癒しが起こっているということです。

 手を合わせて仏様を拝んでいると、心が落ち着き、気持ちよくなってくることは、すでに体験されていることと思いますが、 仏の慈悲に包まれて云々と言う前に、合掌という所作自体に意味があったのです。

 以上を行うことによって、ある程度実用になるレベルの氣を出せるようになると思います。
 早速マッサージやハンドヒーリングに活かしてください。

 なお、ここでご紹介した方法は、いわゆる静的な方法です。
気功教室などで行われているような、全身のエクササイズを伴った方法を併用した方がより効率的で、次第に出せる氣の量も質も高まっていき、自分でコントロールすることもできるようになりますが、これについては次の機会にということで、今は割愛させていただきます。